民間事業者のはたらき
公共機関だけではなく民間事業者もみなさんの生活を支えるのに大きな役割を果たしています。ここでは、防災に関わりが強い「ライフライン事業者」、「建設事業者」と「災害ボランティア」を紹介します。
ライフライン事業者、建設事業者
電気、ガス、水道、通信といったライフラインは、災害の発生により被害を受け、使えなくなることがあります。しかし、これらは生活に不可欠なものなので、ライフライン事業者は被害の予防に努め、少しでも早い復旧のために工事を行ったりします。
災害時はがれきや土砂崩れ等により道路が通れなくなることがあります。しかし、道路が使えないと物資やけが人の搬送等に支障が生じてしまいます。建設事業者は、それを解消すべく道路の障害物を除去しています。
- 電線にかかった倒木の除去
災害ボランティア
大きな災害が発生すると、被災地の復興のために、ボランティアで駆けつけてくれる人たちがいます。活動内容は、被災の状況などによって異なりますが、一般的には被災した家屋の泥出し、家財運搬、片付けや掃除、避難所での炊き出しや給水の手伝い、物資の仕分けや配布などがあります。
平成30年7月豪雨災害時は、岐阜県内外から駆けつけた約7,000人が、関市や下呂市などでボランティア活動を行いました。
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ボランティアのおかげで、被災した人達の負担がうんと軽くなるんだよ。
- 被災住宅地からの土砂の除去
- 被災家屋の片付け・掃除
重要な役割を担う各団体
災害ボランティアには、被災市町村が設置する災害ボランティアセンター、社会福祉協議会、ボランティア団体、NPO法人等のいろいろな団体が関わっています。各団体は連携して、ボランティアの募集、管理・監督、役割分担等の調整、専門的な支援等などを行っています。このおかげで、ボランティアが安心して素早く効率よく活動することができます。
いろいろな人たちのお仕事のおかげで、暮らしやすい社会になっているんだよ。