岐阜県で大地震が起こるとどうなるの?
大地震が発生すると、激しい揺れによって建物や道路などが壊れたりする被害が生じます。また、建物の倒壊等に伴い、亡くなったり負傷したりする人もでてきます。
岐阜県では大地震が発生したときの被害想定を算出しています。下の図表は、1891年に起きた濃尾地震と同じような地震が発生したときの被害想定です。
揖斐川 ― 武儀川断層帯地震
(濃尾断層帯)[M7.7]
建物被害(棟) | 人的被害(人) | 避難者 (人) |
||
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全壊 | 半壊 | 死者 | 負傷者 | |
77,000 | 130,000 | 3,700 | 30,500 | 272,000 |
上記は冬の朝5時発生を想定しています。
大地震では電気、ガス、水道の使用にも支障が生じます。震度6強や7の場合、大部分の人が一時的に使えなくなり、復旧に時間がかかることもあります。また、道路や鉄道が使えなくなると、物流が滞って食料や日用品が不足したりします。
その他、大地震が発生すると建物等が壊れたり、地面が割れたり崩れたりするほかに、「液状化現象」が生じることがあります。液状化現象はどの場所でも生じるわけではなく、砂の多い地盤だったり、地表近くに地下水があるところで起こります。岐阜県では、濃尾平野で液状化現象が起こりやすくなっているほか、谷底に砂がたまってできた地形でも起こります。液状化現象が起きると、地表から地下水が噴き出したり、建物が傾くなどの被害が生じます。
- 地震前砂などの粒がお互いにくっついて、その間に水がある状態。
- 地震発生砂の粒同士が離れて、水に浮いた状態になる。
- 地震後バラバラになった砂の粒が沈んで、地面に水が出てくる。
濃尾平野は地下水が豊富だよね。東濃や飛騨はとても固い岩の地盤が多いんだよ。
岐阜県の地震被害想定
岐阜県では、「揖斐川-武儀川(濃尾)断層帯」以外の地震でも被害想定を算出しています。調べてみましょう。
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この数字はあくまでも想定のものだよ。一人一人がしっかり命を守る行動をとれば、被害を減らすことができるよ。