火山災害から命を守るには?
噴火警戒レベルなどの情報を確認しましょう
焼岳の噴火警戒レベル
火山は、活動状況によって噴火の危険度が変わり、5つの噴火警戒レベルに分けられています。岐阜県の場合、焼岳、乗鞍岳、御嶽山、白山では、レベルごとに警戒が必要な範囲が決められ、公表されています。岐阜県以外の火山も全てではありませんが、同じように公表されています。火山の近くにいるときは、確認しましょう。また、火山付近で地震が多いときは火山活動が活発になっている可能性があるので、注意しましょう。
事前に必要な備えをしましょう
2014年の御嶽山噴火のとき、多くの人は上空から落ちてきた噴石が体に直撃したことが原因で亡くなりました。火山に登るときには、一番大切な頭を守れるヘルメットを持参するなど、装備を整えましょう。
また、噴火から逃れ、救助を待っていても広い山の中では、はぐれてしまったら存在を知らせることができないこともあります。最悪の事態に備え、登山していることを知らせる登山届は必ず提出するようにしましょう。
噴火したらすぐに山小屋などに逃げましょう
御嶽山のシェルター(長野県王滝村提供)
御嶽山噴火のとき、何人かの生存した人は、近くの山小屋に駆け込んだことにより、噴石の直撃を逃れることができました。また、噴火後の御嶽山に設置されたように、一部の山には噴石から守ってくれる頑丈なシェルターがあります。万が一、噴火に遭遇してしまったらすぐに安全な場所に逃げ込みましょう。
噴火警戒レベルが低くても短時間で危険度が増し、噴火する可能性があるんだ。だから、噴火警戒レベルが一番低くてもしっかり備えることが必要だよ。