岐阜県ではどんな風水害が起こったの?②
平成30年7月豪雨や令和2年7月豪雨は、どちらも梅雨の時期に起こった災害ですが、それ以外のときでも風水害による被害は起こっています。
県内の過去の主な災害
災害発生 年月日 |
災害原因・ 災害名 |
県内の被害概要 |
---|---|---|
S34.9.26 | 伊勢湾台風 |
|
S51.9.8 ~9.14 |
9.12豪雨 |
|
S58.9.27 ~9.28 |
台風10号 |
|
H12.9 | 東海(恵南)豪雨 |
|
H16.10.20 | 台風23号災害 |
|
台風は、大雨と強風により災害を引き起こします。関東地方を中心に大きな被害をもたらした令和元年の台風15号、19号では、岐阜県内にほとんど被害がありませんでしたが、平成30年に関西地方で大きな被害をもたらした台風21号では、県内でも負傷者や住宅の被害がでたほか、10,000以上の世帯で停電が発生しました。
平成30年台風21号による岐阜県内の被害
重傷者 | 軽傷者 | 半壊住家 | 一部損壊住家 |
---|---|---|---|
6人 | 39人 | 3棟 | 162棟 |
平成30年台風21号の進路(気象庁HPより)
台風は進路の東側の風が強い
日本では一般に、北上する台風は進路の西側よりも東側の方が被害が大きくなります。台風は反時計回りに風が吹き込むため、東側では北に向かって風が吹きます。また、台風が北上するときは、台風自体が北に移動するときの力も加わることになります。そのため、進路の東側の方が強い風が吹きます。
平成30年台風21号の中心は、岐阜県から100~200kmくらい西側の関西地方のあたりを通っていったんだ。台風は進路によって受ける被害が大きく変わるから、台風が日本に近づくときは天気予報などでどこを通りそうなのか確認するようにしてね。どこを通ると危ないかあらかじめ確認しておくことも大切だよ。