岐阜県ではどんな火山災害が起こったの?
岐阜県には、5つの「活火山」があります。どの火山も、過去1万年以内に噴火したことがあり、今後いつ噴火してもおかしくないと言われています。
火山名 | 標高 | 最新の噴火 |
---|---|---|
焼岳 | 2,445m | 1962年 |
乗鞍岳 | 3,026m | 2,000年前頃 |
御嶽山 | 3,067m | 2014年 |
白山 | 2,702m | 1659年 |
アカンダナ山 | 2,109m | 11,600年前 ~2,300年前の間 |
御嶽山の噴火
長野県との県境に位置する御嶽山は、2014年9月27日午前11時52分頃に水蒸気による噴火が起こりました。この噴火では、長野県内と合わせて50名以上の登山者が亡くなりました。その多くは、噴火により上空に持ち上げられ、勢いよく落下してきた噴石が直撃したことで亡くなったと推測されています。
御嶽山の模型の一部
噴火の様子
火山灰が積もった小屋
噴火は10日くらいで終わりましたが、その後も警戒する必要があったり、登山道に火山灰が積もり危険であることから、山頂付近の一部は長期間、立入禁止が続いています。
登山届
御嶽山の噴火では捜索救助が難航しました。広くて岩場の多い山の中で、誰がどこにいるのか把握できなかったことが一因でした。これをきっかけに、岐阜県では、活火山の一定のエリア内に入るとき、登山届を提出することが条例により義務付けられました。