地域の防災・減災
自分たちの地域は自分たちで守っていきましょう
住んでいる地域の防災・減災のためには、「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識をもって自主的に、そして仲間、地域の人たちと助け合いながら取り組むことが必要です。具体的には、避難するときは近所の人に声を掛けたり、救出救助の助けを呼んだりすることなどがあります。
県と清流の国ぎふ防災・減災センターの調査によると、令和2年7月豪雨のとき、避難した人の「避難をはじめたきっかけ」として、「ご近所や(地域の)消防団からの声かけ」は、「雨量や河川水位の上昇」に次いで2番目に多い37.4%でした。およそ3人に1人の人が地域の人の声かけにより避難を始めています。
令和2年7月豪雨における住民避難行動実態調査より
その他にも、災害が起こり避難所で生活するときは、より快適な生活ができるよう同じ避難所に入っている人たちで協力して、食事や清掃など身の回りのことを行っていく必要があります。また、避難するときも含め、高齢者や体の不自由な人の手助けも必要です。
災害はどの場所で起こっても不思議ではありません。いざというときに助け合いができるよう、平時から地域の避難訓練や行事に参加したりして、住んでいる人や地域の特徴などを知っておくことが大切です。
避難所で食事の提供を行う中学生たち
熊本地震デジタルアーカイブ/提供:大津町
熊本地震デジタルアーカイブ/提供:大津町
中学生ボランティア参加の地域防災訓練
各務原市緑陽中学校
各務原市緑陽中学校
これまで学んだことをもとに、災害から地域や地域の人を守るために、自分自身が地域の一員としてやれることを考えてみましょう。
一人一人や家族だけでは無理でも、仲間、地域の人たちと協力することによってできることもあるよ。災害という大きな力に負けないため、一人一人の尊い命を守るため、みんなで協力していこうね。