みんなで学ぶ防災・減災
~清流の国ぎふ 防災ノート~

2. 自分で考え、行動しよう

阪神・淡路大震災で崩れた町のようす(神戸市提供)阪神・淡路大震災で崩れた町のようす(神戸市提供)
阪神・淡路大震災における生き埋めや閉じ込められた際の救助主体等出典:「1995年兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書」(公社)日本火災学会

 上のグラフは平成7年の阪神・淡路大震災のとき、建物やがれきの中に閉じ込められたりした人が、誰に助けられたかを示すものです。
 半数以上の人が、家族、隣人・友人によって、そして3分の1くらいの人が自力で脱出しています。災害のとき、自衛隊などの救助隊に救助されるシーンをテレビで見ることがありますが、実際、そういう人は非常に少ないです。
 また、自分自身や家族が災害に巻き込まれないように事前に準備しておくことも、他人任せにすることはできず、自分自身や各家庭または身近な人と協力して行わなければなりません。
 自分で自分を守る、まわりの人たちと助け合うという自助・共助の力を高め、自分たちの命は自分たちで守ることができるよう、学んでいきましょう。