なぜ地震は起こるの?②
活断層型地震
プレートが動くことにより、沈み込むところから離れた内陸側でも、プレートにひずみが生じます。そのひずみが大きくなり、活断層がずれたりして地震が起こります。同じ活断層がずれる頻度は小さく、何千年、何万年前からずれていない活断層も多くあります。
活断層型地震の例
1891年には濃尾断層帯で大地震が発生しました。岐阜県内には100以上の活断層があり、どの地域でも、大きな地震が起こる可能性があります。
また、現在の科学では、いつ起こるのか予知することができないため、いま大地震が起こっても不思議ではありません。
たくさんの断層が集まっているところを「断層帯」っていうんだ。地図上の赤や黄色、緑、黒色の線は、すべて断層だといわれているんだ。
岐阜県内の地震
1970年以降、岐阜県内では震度5弱以上は観測されていません(2021年時点)。しかし、地盤はとても長い時間をかけてひずみ、限界に達して急に動くことにより地震が起こります。しばらく発生していないということはそれだけひずみが大きくなっているということなので、逆に油断ができません。
活断層型地震は、海溝型の大地震に比べるとエネルギーは小さいんだ。でも、人が住んでいるところのすぐ近くで起きることがあり、その場合、被害が大きくなってしまうんだよ。