岐阜県ではどんな地震じしんが起こったの?

濃尾地震のうびじしん

 1891年には、現在げんざいの本巣市で「濃尾のうび地震じしん」といわれる活断層型かつだんそう地震じしんが発生しました。
 この地震じしんでは、全国で7,000人以上、岐阜県ではおよそ5,000人の人がくなりました。また、約70,000とうの家屋が全壊ぜんかいしました。

北方町の惨状北方町の惨状さんじょう 原画提供ていきょう:岐阜県歴史資料館しりょうかん
北方町では、95%の家屋が被害ひがいを受けました。

木曽川堤防破壊木曽川堤防きそがわていぼう破壊はかい 原画提供ていきょう:岐阜地方気象台きしょうだい
堤防ていぼうにたくさんのきれつが入り、くずれました。

長良川鉄橋(岐阜-穂積)崩落長良川鉄橋てっきょう(岐阜-穂積ほづみ崩落ほうらく
原画提供ていきょう:岐阜県歴史資料館しりょうかん
橋脚きょうきゃくが折れ、橋の中央部が川に落ちました。

「根尾谷断層」水鳥の断層崖根尾ねおだに断層だんそう水鳥みどり断層崖だんそうがい
原画提供ていきょう:岐阜県歴史資料館しりょうかん
地面が上下に約6mもずれました。

 当時の写真は白黒でられたものだけど、現代げんだいの技術を使って色をつけたんだよ。
 こんなに大きな被害ひがいになる地震じしんこわいね。

ミナモ

マメ知識ちしき岐阜県の人口

現在げんざい、岐阜県の人口は約200万人ですが、濃尾のうび地震じしんが起こったときの人口は約90万人でした。このころ、岐阜県の人口は毎年増加ぞうかしていましたが、この地震じしんが起こった1891年には減少げんしょうとなりました。