岐阜県と岐阜大学が共同設置した防災・減災に関するシンクタンク組織です。
「女性防災士による、避難所運営から見えたこと」
平成7年の阪神淡路大震災やその後の大きな災害では、特に避難所における避難生活において、女性への配慮、女性の視点から見た問題点がなおざりにされることが多く、平成17年には男女共同参画の視点が初めて防災基本計画に記載されました。そこでは、女性への配慮のみならず、女性が避難所運営のリーダーになるなど、女性自身の防災への積極的な関りが盛り込まれました。しかしその後に起きた東日本大震災でも女性の視点が十分反映されていないと思われるような事例が数多くありました。
そんな中、昨年度令和2年5月には、内閣府から『災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~』が公表されると同時に防災基本計画も修正され、防災における更なる男女共同参画への取り組みが求められるようになりました。
今回の楽座では、県内で起きた最近の災害において実際に避難所運営に携わった女性の防災士の方、あるいは普段から防災に関わっている女性の方の話を聞いて、防災における男女共同参画、女性の視点から見た避難所の課題等について考えます。
出演者:
・黒田ところ(中津川市・げんさい未来塾1期生)
・二村チズ子(下呂市・げんさい未来塾3期生)
・谷口美土里(高山市・げんさい未来塾3期生)
・嶋田喜美子(高山市・げんさい未来塾5期生) ※敬称略
進行:伊藤三枝子 清流の国ぎふ防災・減災センターコーディネーター/清流の国ぎふ女性防災士会