第98回げんさい楽座(R5.8.27)

『御嵩町の亜炭鉱について ~現状とこれから~』

皆さんは「亜炭」をご存じでしょうか。亜炭とは石炭の一種で、かつては燃料として高い需要がありました。
岐阜県御嵩町は、明治2年に亜炭の鉱脈が発見されて以来、採掘が盛んにおこなわれた地域でしたが、次第に衰退し昭和43年には全ての炭鉱が閉山しました。
現在では地下に残った採掘跡の空洞が、陥没や地盤沈下などの原因となっており、平成22年10月には御嵩町の住宅地で東西65m、南北76mにわたって最大深さ3mの地盤沈下が発生。住宅5軒に傾斜や亀裂、上下水道管に破損の被害が出ており、いつ身近なところでこのような災害が発生するかは予測できません。
そこで今回は、地域の未来を考えていくため、この御嵩町の亜炭鉱をテーマに開催しました。