第77回げんさい楽座(R3.11.29)

「災害リスクを理解する~関ヶ原のゆれを考える~」

平成7年の阪神淡路大震災、平成16年の中越地震、平成23年の東日本大震災、平成28年の熊本地震、平成30年の大阪府北部地震と北海道胆振東部地震など、大きな被害があった地震だけをみても日本各地で起きています。つい最近も関東地方で最大深度5強の地震があったことは記憶に新しいところです。
ところで岐阜県では昭和44年の美濃中部地震以降、震度5以上の地震には襲われていません。それでは岐阜県では地震は起きないのかというと、もちろん違います。国内で最大級の内陸型地震といわれている濃尾地震が岐阜県を震源として発生したのはちょうど130年前です。また県内の至る所に活断層が走っています。
阪神淡路大震災以前、関西では大きな地震は起こらないと多くの人が信じていたといわれています。熊本地震の前も「過去120年に大きな地震は起こっていない」から安全だというPRがされていました。
自分が住む場所の災害リスクについて正しい認識を持つことは災害に備える第一歩です。
今回の楽座では、目に見えない災害リスクについて、関ケ原町の事例をもとに考えます。

出演:久世益充/岐阜大学流域圏科学研究センター准教授
(1)講演「関ヶ原のゆれを考える」(※録画)
(2)質疑応答