岐阜県と岐阜大学が共同設置した防災・減災に関するシンクタンク組織です。
「車中泊」
平成28年度熊本地震の被災者に対して熊本県が実施したアンケートでは、回答者の約7割が自動車への避難を経験し、中でも「最も長く避難した場所」として「自動車の中」をあげた人は約半数にものぼっていました。その理由としては、「余震が続き自動車が一番安全だと思った」「プライバシーの問題」「小さい子供や体が不自由な家族がいた」などが挙げられています(平成29年3月『平成28年熊本地震に関する県民アンケート調査結果報告書』熊本県)。
また、このコロナ禍においては、災害時に避難先での感染を防ぐという観点から自家用車の車内での避難、車中泊を選択する人は多くいると考えられます。
しかし車中泊にはエコノミークラス症候群に罹りやすくなるなどの課題があるのも事実です。
そこで、今回の楽座では、やむを得ず車中泊を行う際に注意すべきことなどの話に加え、簡単な屋外調理の仕方、避難時の大きな課題の一つであるトイレ対応についての話を聞きながら、実際にどのように車中泊に臨めばいいのか、ほかの参加者と一緒に考えます。
講習内容:
・車中泊の心得
・トイレの話
・非常食の作り方
出演者:
・二村チズ子(げんさい未来塾3期生)
・北平智久(げんさい未来塾4期生)
・河尻正敏(げんさい未来塾4期生) ※敬称略
進行:岩茸伸一 清流の国ぎふ防災・減災センターコーディネーター