第63回げんさい楽座(R2.9.28)

「令和2年7月豪雨の検証について」

『令和2年7月豪雨』と名付けられた今回の災害は、県内では幸い大きな人的被害はありませんでしたが、国道41号の崩落をはじめ飛騨川支流沿いの浸水、倒木、突風被害などの被害がありました。停滞した梅雨前線に向けて湿った空気が流れ込んだため県内各地で300mm以上の降水を記録し、最大48時間降水量が6地点で観測史上1位を更新する大雨となりました。岐阜県には8日夕(ちょうど2年前の同日以来)2回目の大雨特別警報が県内6市に発表され(飛騨市・高山市・郡上市・下呂市・中津川市・恵那市)、特に下呂市では7月の月降水量の平年値の約3倍の降水量(約1100mm)を記録しました。
岐阜県は、清流の国ぎふ防災・減災センターと共同で今回の災害を振り返り、検証報告書としてまとめました。今回の楽座では、この検証の内容と、岐阜大学の専門家による今回の災害の分析をあわせて報告します。
演題:
(1)「令和2年7月豪雨の検証報告」岐阜県防災課
(2)「令和2年7月豪雨の環境場」吉野純/岐阜大学工学部附属応用気象研究センター長
(3)「R2,H30それ以前の豪雨の履歴による被害拡大仮説」原田守啓/岐阜大学地域環境変動適応研究センター長
(4)質疑応答