当センターでは、防災や減災に関する知識の普及や、地域で中心となって活動することのできる防災人材の育成等に取り組んでいます。ここでは、主な取り組みを紹介します。


げんさい楽座

 大学教員等による講話や参加者間での意見交換・情報交流を深めること等を目的に、平成27年8月から定期的に開催しています。岐阜市内の公共施設をはじめ、各圏域での開催も行っています。

 これまでの参加者数は5,000人近くに上っており、様々な立場で防災・減災活動に取り組む方々の輪は着実に広がっています。

※ 過去のげんさい楽座はこちら(Youtube) 


防災リーダー育成講座

 防災・減災に関する専門的知識を習得し、地域の防災リーダーとして活躍できる人材を育成するための講座で、平成27年度以降、1,600人を超えるリーダーが育っています。

 本講座は平日コース(夏)、日曜コース(秋)の2回(各4日間)に分け、それぞれ100名規模で実施。本講座を修了された方を「清流の国ぎふ 防災リーダー」として認定し、ご同意いただいた修了者の連絡先、プロフィール等の情報を居住(勤務先)市町村に提供し、いざという時に地域で中心となって活躍いただけるようにしています。

 認定特定非営利活動法人 日本防災士機構の「防災士養成研修」の認証を受けた講座ですので、希望者は、防災士試験を受験することもできます。

*令和6年度講座の詳細はこちら。

※ 防災士試験情報はこちら(日本防災士機構のサイトへ)


災害・避難カード指導者養成講座

 台風やゲリラ豪雨など、いつやってくるかわからない災害から「自分の命を自分で守る」ためには、 一人ひとりが、あらかじめ避難場所や避難ルートを理解できていることがとても重要です。その時に役立つのが、「災害・避難カード」。避難経路や避難先などを整理し、災害から命を守る手順が一目でわかるよう、あらかじめ準備しておくカードです。

 当センターでは、このカードの作成、活用を指導できる人材の育成に力を入れており、約300人の指導者が誕生しています。また、本講座を修了した方が講師となって災害・避難カードの作成講習会を各地域や職場で開催しており、これまでに122回、延べ4,000人を超える方々が参加してします。


げんさい未来塾

 げんさい未来塾は、「清流の国ぎふ防災リーダー育成講座」を受講された方のステップアップ研修的な位置づけとなっており、地域で自主的に防災活動に携わる方を対象とした講座。大学教員や防災経験者の1年にわたる指導のもと、自ら設定した課題の解決に向けて実践的な取り組みを行い、自らのスキルアップと、防災に携わる様々な人とのネットワーク構築を目指しています。平成28年度から本講座を開始し、現在までに延べ49人の方が卒塾し、それぞれの地域で活躍されています。

 また、令和4年度からは、県内で勤務する防災課題を抱える公務員を対象としたコース(公務員コース)を新たに設定。こちらも1年にわたる大学教員や防災経験者の指導のもとで自らのスキルアップを図るほか、防災に携わる様々な人との交流を促進し、人的ネットワークを構築することとしています。

※ 公務員コースの概要はこちら(PDF) 


各種出前講座・講習会等

 小中学校、行政機関、各種団体等を対象に、防災に役立つ普及啓発や体験型講習会、地震をはじめとする災害対策指導等を、ご要望に応じて通年で実施しています。

 また、災害から命を守る岐阜県民運動にも力を入れています。