記録的大雨やゲリラ豪雨など、毎年のように私たちの生活を脅かしている気象現象は、近年の地球規模の気候変動が影響していると考えられており、今後気候変動の拡大に伴い気象現象はより極端化するといわれています。しかも、同時に私たちの生活を取り巻く社会構造は、人口減少や高齢化などの大きな変化の節目を迎えています。
そうした中で岐阜県と岐阜大学の研究者は、モデル自治体として平成27年度から文部科学省の支援を受け、5年間のプロジェクトとして、気候変動と社会構造の変化への適応方策の検討に取り組んできました。
今回、この5年に渡るプロジェクトの総括として以下の通り公開シンポジウムを開催します。この地域が、今後の気候変動や社会変化にも適応した住みやすい地域になっていくために必要な『これから』を議論します。
日時:令和2年1月30日(木)13:30~16:30(開場13:00)
場所:岐阜大学サテライトキャンパス 多目的講義室(大)
(岐阜市吉野町6丁目31番地 岐阜スカイウイング37 東棟4階)
内容: ※予告なく変更になる場合があります。
○趣旨説明
SI-CAT 岐阜5年間の取り組みとこれから 原田守啓(岐阜大学)
○第1部 岐阜県における気候変動影響と適応に向けた研究報告
報告1:気候変動による豪雨と洪水 丸谷靖幸(岐阜大学)
報告2:気候変動による豪雨と土砂災害 児島利治(岐阜大学)
報告3:中山間地域の人口動態と災害リスクの関係性 小山真紀(岐阜大学)
報告4:温暖化と森林雪害 斎藤 琢(岐阜大学)
○第2部 気候変動影響への適応をいかに進めていくか
講演1:岐阜県における気候変動適応の推進 堀 智考(岐阜県環境生活部)
講演2:長良川流域における地域適応シナリオ構築の取組 馬場健司(法政大 学客員教授)
(休憩)
○第3部 パネルディスカッション
「気候変動と社会変化に適応しつづける岐阜の実現に向けて」
モデレーター 原田守啓(岐阜大学)
パネリスト 堀 智考(岐阜県環境生活部環境生活政策課課長)
馬場健司(法政大学客員教授)
吉野 純(岐阜大学)
小森胤樹(郡上エネルギー( 株)・郡上割り箸( 株) 代表取締役)
蒲 勇介(NPO 法人ORGAN 理事長)
参加費:無料
参加を希望する場合は、こちらから申込してください。
参考資料:チラシ